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脳梗塞の後遺症による右半身麻痺。これと向き合う日々の中で、私自身もずっと悩まされているのが「痙縮(けいしゅく)」や「内反尖足(ないはんせんそく)」、「クロウトゥ(鉤爪指)」といった症状です。この突っ張りや痛みに日々直面しながら過ごしていますが、今回は専門の理学療法士(PT)さんに行っていただいた個別リハビリケアの内容と、その中で私が実感した変化をありのままにお伝えします。

今日の個別ケアは、まず硬くなった私の足首や指のストレッチから始まりました。内反尖足の緩和やクロウトゥの改善を目指し、PTさんがじっくりと時間をかけて伸ばしてくれます。手技によって足首や指の突っ張りが緩んでいくのを感じると、歩行が安定する感覚があり、痛みの予防につながっているように思えました。
さらに、足裏への刺激も欠かせません。泌尿器系の反射区を意識したアプローチを受けると、むくみが取れていくような、デトックスされている感覚がありました。右足首のリハビリでは、筋肉の短縮を防ぎ、可動域を広げ、緊張を緩めることを目的とした丁寧なケアを受けました。足趾(あしゆび)や足底へのストレッチは、単に突っ張りが和らぐだけでなく、自分の中で「感覚を再学習している」という実感があり、とても重要なプロセスだと感じています。
アキレス腱やふくらはぎをしっかりと伸ばしてもらうことで、下肢全体の緊張がほぐれていくのが分かりました。念入りな揉みほぐしを受けると、血液循環が改善され、足元がじんわりと温まっていくのを感じます。
下肢から体幹、そして上半身へのアプローチ
アプローチは足元だけに留まりません。お尻の梨状筋をストレッチしてもらうと、腰痛や坐骨神経痛が和らぐのを実感します。また、太ももの内転筋や大腿四頭筋、ひざ周囲をマッサージしてもらうことで、脚全体の強張りが取れていきました。
特に印象的だったのは、インナーマッスルである「腸腰筋」へのアプローチです。股関節の可動域が広がり、姿勢が良くなっていく手応えを感じました。PTさんが股関節の周りを手でトントンと叩くように刺激する「タッピング」という方法があり、「今からこの筋肉を動かします」と脳や神経に意識を向けさせてくれることで、筋肉の収縮を促してくれます。自分でも意識しやすく、とても良い手法だと感じました。
この腸腰筋に対して、負荷をかけながら行う徒手ストレッチを、なんと連続50回もこなしました。今までのリハビリでは10回ごとに休憩を挟み、さらに10回行うというペースが一般的でした。しかし、担当の理学療法士さんによると、その人の能力に合わせて思い切って30回から100回ほど連続で行うことで、効果が倍増するとのことです。非常にハードなメニューでしたが、前回よりもこなせている自分に気づき、身体の確かな進化を感じました。体幹を支える力を養うために、自分にとって必要なステップだと感じています。
下半身のケアと並行して、右上肢(手・指・ひじ)の屈曲改善ストレッチも受けました。このように全身のバランスを見てもらいながら、約20分間の個別ケアが終了しました。
リハビリ直後に実感した驚きの成果と今後の課題
約20分間の個別ケアを終えた直後、トレッドミルでの歩行訓練に臨みました。まず驚いたのは、直後の関節の動きやすさや筋肉の柔らかさに、自分でも今までとは明らかな違いを感じられたことです。

その効果もあってか、自分の歩く様子を動画で撮ってみると、いつも気になっていた「ガニ股」の歩き方が、少し改善されていることに気がつきました。まだ不十分ですが即座に効果が現れたことに、自分でも嬉しさがありました。足元や股関節の緊張がほぐれたことで、脚がまっすぐ前に出やすくなったのだと感じています。
今回の個別リハビリを経験して、私が改めて実感したのは、リハビリの効果と目的を明確に持って取り組むことの大切さです。どこを狙って動かしているのか、何のためにストレッチをしているのかを自分で理解することで、身体の感覚の戻り方も変わってくるように思います。
一方で、効果を上げるための注意点として、リハビリ中に自分の力みを抜き、専門家の誘導に身体を委ねることの難しさも痛感しました。また、リハビリ直後に得られた動きやすさやガニ股の改善を、日常生活の中でどう維持していくかが、私にとってこれからの大きな課題です。
なお、現在は週2回のペースで通っており、もう1回はスイングセラピーを受けています。今回ご紹介した個別ケアとあわせて、異なるアプローチを組み合わせながら、自分の身体の変化を追っているところです。

※本記事は個人の体験談であり、効果や症状の改善には個人差があります。リハビリを行う際は、必ず医師や専門の医療従事者の指導に従ってください。
同じような症状でお悩みの方や、ご家族のケアをされている方にとって、この記録が少しでも参考になれば幸いです。


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