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驚くほど肩甲骨の可動域が広がったスリングセラピーの効果


午後から台風の影響で土砂降りの雨が降る中、びしょ濡れになりながらデイサービスの迎えの車に乗り込みました。施設に到着すると、やはり台風のためお休みされている利用者さんが多くいらっしゃいました。台風は午後5時過ぎに関東地域に突風や線状降水帯による大雨の被害をもたらしながら、房総沖へと去っていきました。八王子では3時を過ぎると台風一過の美しい晴天が広がりました。

本日は準備体操が終わると個別ケアに呼ばれ、レッドコードを使用したスリングセラピーを受けることになりました。
今回のセラピーでは、頭・胸・腰・踵の4点を吊ることで体重が分散され、体への負担が大幅に軽減されます。これにより、痛みや筋力不足があっても無理なく安全に関節を動かす訓練や筋力強化のエクササイズを行うことができるのです。また、体全体が正しい位置に導かれるため、姿勢を安定させるための奥深い筋肉であるインナーマッスルが鍛えられます。このことは猫背の改善や歩行時のバランス感覚の向上につながるなど、多くのメリットが期待できると言われています。

台風の影響で利用者さんが少ないこともあり、いつもの倍にあたる約50分以上の時間をかけて、以下の運動に取り組むことができました。
まず下肢の運動、腸腰筋や大臀筋を強く収縮させる動きを行いました。続いて膝の屈曲運動では、ハムストリングスや腓腹筋を活性化させることを意識しました。金魚運動は背骨の歪みを整え、自律神経や内臓機能の調整を図ると言われています。
股関節の開脚運動では理学療法士さんのアシストを受けながら、股関節の柔軟性を高める動きを。
足首の柔軟性を高める運動では、足首の底屈と背屈を繰り返し行いました。右麻痺足は、本人は動かしているつもりだがピクリともしていない。
肩甲骨の可動域を広げる運動では、腕を組んでマッサージをしながら取り組みました。スリング効果として、継続的な施術により麻痺した右手の動きに改善が見られています。前回の4点吊りセラピーで驚くほどの肩甲骨可動範囲の改善が見られたため、今回は特に重点的にマッサージをしながら行いました。この取り組みが猫背の改善につながることを期待しています。

セラピー後には歩行の様子を動画で撮影してみました。今回は歩幅を広くすること、特に非麻痺側の左脚を大きく出すことを意識して歩いてみました。
結果を見返してみると、杖を着く位置や目線、姿勢がバラバラになってしまっていました。本人としては左脚を大きく出すことを意識していたつもりでしたが、まだ十分にできていませんでした。
横断歩道を信号が変わる前に安全に渡るためには、10メートルを10秒で歩く必要があります。今後は歩行の正確性だけでなく、速度も意識して練習に取り組んでいきたいと思います。

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