柔道整復師さんの施術で実感!足首の距骨が教えてくれたこと 6/13(金)

気温27度、薄曇りの金曜日。来週火曜日には38度にもなる予報が出ており、季節の変わり目を肌で感じています。今日のデイサービスでは、一部の方が近くの日吉神社へ紫陽花見学の散歩に出かけられました。同神社にはヤマアジサイや舞孔雀、アナベルなど約300株が植えられているそうで、参加された方が撮影してくださった美しい写真を見せていただきました。季節の花々を眺めていると、自然の力強さに心が癒されます。

私の個別ケアは、久しぶりに柔道整復師のHaさんが担当してくださいました。ベッドに向かう私の歩き方をじっくり観察されたHaさんは、今日は下肢のケアを重点的に行うことを決められました。
施術が始まると、まず足指について詳しく説明してくださいました。「脳梗塞後遺症の方に多く見られるのが、足の人差し指の痙縮です。クロウトゥなどの症状で、他の指に比べて痙縮が強く出やすいんです」とのこと。重要なのは、人差し指だけを無理にマッサージするとかえって緊張が増してしまいます「足指全体を包むようにストレッチすることが効果的」だと教えてくださいました。

私が特に困っているのは、右麻痺足の背屈、つまりつま先を持ち上げる動作ができないことです。Haさんは、その原因について丁寧に説明してくださいました。「足首は下腿(すね)と足根骨(足首の骨)からなっています。この足首をつなぐ重要な骨が距骨です。距骨は足首の柔軟性を可能にする支点の役割を果たしています。この骨には筋肉がつかない代わりに、豊富な靭帯が付着しており、足首や下腿の骨がバラバラにならないよう制動しています。すべての中央に位置するのが距骨なのです」そして私の現状について、「この距骨が正しく動かず、正しい位置にないと不具合が生じます。

背屈するときは本来下に滑り、底屈するときは前に滑るのが正常な動きです。あなたの場合、前に滑った状態で固まっているため背屈が困難になっています」と説明してくださいました。
麻痺により距骨が動かなくなっている状態を改善するため、ツボの刺激とストレッチ、マッサージで後ろに動くよう施術していただきました。正直に言うと、ツボを押され触られるところすべてが痛くて、思わず声が出そうになりました。

しかし、10分ほど施術を続けていただくと、驚くべき変化が起こりました。今までビクともしなかったつま先が、2センチほど上がるようになったのです。この瞬間は本当に驚きました。自分の足でこんなことが可能になるなんて、想像もしていませんでした。
Haさんからは「時間とともに元に戻ってしまうので、日常的に座った状態で背屈をするストレッチを続けてください」とアドバイスをいただきました。小さな変化でも、確実に体が応えてくれることを実感し、継続することの大切さを改めて感じています。

その後は有酸素運動として、トレッドミル、リカンベントバイク、ニューステップを所定の負荷で10分ずつ行い、休憩を挟みました。

マシントレーニングでは、屋外散歩組の方々が外出されていたため、普段より空きがあり、回数を増やして取り組むことができました。
歩行練習中には、思いがけない出来事がありました。途中で急に痙縮の緊張が解けて、いつもより腕が少し下がったのです。体の変化は予期できないものですが、こうした瞬間に希望を感じます。
最後に、スシール椅子ランジを20回2セット、プーリーを5分間行いました。プーリーの運動にも慣れてきたので、次回はセラピストの方に時間を増やしてもらえるか相談してみたいと思います。

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