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脳梗塞からのRe:Startを目指し、日々リハビリに取り組んでいます。
今回の個別ケアは、右半身麻痺の歩行を安定させるために行った、25分間のスリングセラピーの様子をご報告します。
歩く姿勢を保つには、お尻の「大殿筋」、太もも裏の「ハムストリングス」、そして「体幹筋」をしっかり鍛えることが欠かせません。そこで今回はスリングを活用した骨盤ブリッジで、これらを重点的にトレーニングしました。

メニューの前半では、健足である左足をスリングで吊るした状態でブリッジを作り、麻痺のある右足を上げたり大きく振ったりする動作を10分間行いました。宙に浮いた状態でバランスを取ることで、不思議と普段よりも麻痺足がスムーズに動いた気がしました。普段の右足は鉛のように重く、自分の意志で動かしている実感がほとんどありません。それが今回は、「何となく力が入っている」という感覚がほんのり伝わってきたのです。重力や床との摩擦から解放された環境が、眠っていた筋肉の感覚を引き出してくれたのかもしれません。
このトレーニングで効果を上げるために、セラピストは動作の最中に「腰が反りすぎないよう、お尻をキュッと締める意識を持って」と声をかけてくれました。動いている真っ最中にタイミングよく言葉をもらえると、体がすぐに反応できるので助かります。また、私はどうしても腰の力だけで無理に持ち上げようとしてしまいますが、それでは腰痛の原因になってしまいます。お尻の筋肉をピンポイントで使う感覚を意識することで、リハビリの質が大きく変わるという助言もいただきました。
終盤は、始めとは逆に麻痺足をスリングで吊るし、健足を動かす動作を10分間。最後は両脚を一緒に吊るして、ブリッジや脚を大きく振る動きに加え、ブリッジの姿勢のまま20数えてゆっくり下ろすという追い込みメニューを5分間行いました。
正直なところ、今回のブリッジは本当にきつく、セラピーが終わった後はしばらく机に戻り、暑さ対策にかこつけて給水休憩を多めに取ってしまいました。体から水分も体力も絞り取られたような疲労感がありました。それでも、「これだけきつければ、続ければいつか結果に表れる」という期待が胸の中にじわりと広がっていました。きつさと希望が同居した、不思議な心地よさです。
かなりハードな25分間でしたが、セラピー全体を通して強く感じたのは「とにかく回数を重ねることが重要」という教訓です。一朝一夕で劇的な変化は起きなくても、正しいフォームで地道に反復することで、筋肉は確実に応えてくれます。
このほかデイサービスでは、有酸素運動<トレットミル 速度2.2 5分、リカンベントバイク 10分 負荷2、ニューステップ 10分 負荷5 下肢のみ>やプーリー、加圧マッサージなどを行いました。マシントレーニングは中止しました。
もちろん、ここに書いた効果や感覚は私個人の体験であり、すべての方に当てはまるわけではありません。それでも、少しずつ筋肉をコントロールする感覚を取り戻していく過程が、誰かの参考になれば嬉しく思います。
日々のリハビリの記録や詳しい気づきは、これからもブログで発信していきます。ふたたびしっかりと歩む日を目指して、これからも一歩ずつ進んでいくために。

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