麻痺した足のつま先が外を向く外旋をスリングセラピーで改善を! 8/17(月)

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今日の個別リハビリは、写真のように麻痺側の右足先が外側に倒れて開いてしまう「外旋」の悩みに向き合いました。この外旋が原因で膝が痛くなったり、ガニ股歩きになってしまいます。「つま先が外に開く外旋を改善して、少しでも膝痛とガニ股を解消したい」とPTさんに相談しました。

担当療法士さんは、麻痺側を下にして横向きになり、レッドコードで腰と健常脚を吊るした状態で麻痺脚をゆっくり上げ下げする「股関節内転筋群(太ももの内側)」を強化するスリングセラピーを提案してくださいました。

今回は、この外旋を少しでも改善し、コントロールしやすい足を目指して行った30分のスリングセラピーの様子と気づきをお届けします。私個人の体験談ではありますが、同じようにリハビリに取り組む方の参考になれば嬉しいです。

外旋を改善するためには、いくつかの筋肉の働きを確認することが重要です。

  • 股関節の内転筋は足を内側へ引き寄せ、つま先が外へ逃げるのを防ぎます。
  • 内旋筋群は股関節を内側にねじる力をサポートします。
  • 腹筋や多裂筋などの骨盤・体幹周りの筋肉は、骨盤の開きや歪みを抑え、麻痺側の軸を安定させます。

重力を軽減するスリングを活用しながら、4つの運動を実践しました。

1つ目:内転筋と体幹を鍛える運動
つま先を正面に向け、できるだけゆっくり足を下ろすことが効果を高めるポイントです。見た目以上にかなりきつい運動で、特にゆっくり下ろす動作は麻痺側だけでなく健脚にもしっかり負荷がかかります。下側の足を持ち上げることで内ももを強化し、骨盤の安定性を高めます。これにより、歩行時のふらつき軽減や立位バランスの向上につながります。

2つ目:股関節の屈曲・伸展運動
スリングの面を活かして低負荷で大きく動かすことで、麻痺側の随意運動を促します。股関節の可動域を広げ、歩行時のスムーズな足の振り出し改善を目指します。

3つ目:股関節と膝周辺の運動
歩行時の足の振り出しや蹴り出しに必要な筋力と協調性を高め、スムーズな歩行動作の再獲得を目指します。

4つ目:リズミカルな外転・内転運動
スリングで重力を免荷しながらリズミカルに動かすことで、麻痺した足の分離運動と協調性を促します。歩行時の骨盤安定性の向上につながります。

スリングセラピーを終えた直後劇的な変化があったわけではありませんが、内転筋あたりにじんわりとした張りと違和感があり、「ここが鍛えられているんだ」という手応えは確かにありました。

実はこの外旋の悩みは、10年前の脳梗塞発症当時からずっと付き合ってきた「ブン廻し歩行」が根っこにあります。少しずつ改善を重ね、今は当時よりはずいぶん歩けるようになってきました。

ところが最近、スリングセラピーを続けるうちに足の振り出しは確かに良くなってきた実感があります。ただ、自分の歩行動画を見直してみると、今度はガニ股が以前より目立つようになっていることに気づきました。一つ改善が進むと、また新たな課題が見えてくる。リハビリとはそういうものだと、改めて感じています。

疲労を翌日に持ち越さないよう、運動後すぐにメドマー(加圧マッサージ)を10分間行い、足のケアをしました。
その後、体操スペースでチューブを使った股関節の屈曲運動と外転運動にも取り組みました。上半身が後ろに倒れないよう背筋をまっすぐ伸ばし、反動を使わずにゆっくりと膝を引き上げて戻すことを意識すると、より効果的に筋肉にアプローチできるとのこと。自宅でもできる運動なので、ぜひ続けていきたいと思います。

内ももや体幹を意識して動かすことが、足先の外旋改善につながると実感しています。歩きやすさを取り戻すためのリハビリはまだ続きますが、体の小さな変化を感じながら一歩ずつ進んでいきます。なお、今回はスリングセラピーのレポートが中心になりましたが、この日は有酸素運動として以下も行いました。

  • トレッドミル(5分・速度2.2)
  • リカンベントバイク(10分・負荷2)
  • ニューステップ(下肢のみ負荷5/上下肢負荷10・10分)

マシントレーニングも規定値で行い、最後にプーリーをこなして本日のリハビリを終了しました。

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