脳梗塞リハビリで毎回実感する「まず緊張をほぐすこと」が効果を左右 7/10(金)

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今回は、私のリハビリに欠かせないプログラム「スリングセラピー(レッドコード)」と、理学療法士(PT)さんによる入念なストレッチの様子をお届けします。
同じように麻痺や体の突っ張り(痙縮)で悩んでいる方、リハビリの方法を探している方の参考や励みになれば嬉しいです。

リハビリの始まりは、どうしても力が入ってしまう筋肉の緊張をじっくりとほぐし、リラックスさせることからスタートします。

ここで大活躍するのが、体を紐で吊るして重力の負担を減らすスリングセラピーです。吊るされた下肢を揺らしたり細かく開閉する運動(内外転の自動介助・微細運動)を行うことで、普段はガチガチになっている筋肉の緊張が心地よく解けていきます。

このとき、PTさんから必ず声をかけられる言葉があります。「大きく深呼吸をしてください」。最初は半信半疑でしたが、これが本当に効くのです。ゆっくりと息を吐くと体の力がすーっと抜け、筋肉の緊張が和らぎ、後半に行う、ストレッチの痛みまで不思議と軽くなります。呼吸ひとつで体がこんなに変わるのかと、毎回驚かされています。

無駄な力が抜けた状態で専門的なケアを受けると、足の可動域が驚くほど広がります。リハビリの効果を最大限に高めるためには、まずこの「緊張をほぐすこと」がとても大切だと実感しています。

筋肉が緩んだ後は、理学療法士さんによる本格的な施術とストレッチに移ります。今回の主な内容は以下の通りです。

①足首・足底・足指の施術:足の指が内側に曲がってしまう「クロウトゥ」を改善するための入念なアプローチです。

②太もも裏のストレッチ:下肢挙上(SLR:ストレート・レッグ・レイズ)を行い、筋肉の柔軟性を取り戻します。

③下肢引き寄せ運動:PTによるタッピングで腸腰筋を意識しながら足を引くことで、歩行時に足を前に振り出す動作をスムーズにする目的があります。

さらに、スリングの効果は足だけでなく手にも現れます。緊張がほぐれた上肢(腕)の痙縮改善マッサージも行いました。
この一連のリハビリを終えた後には、確かな成果を実感できます。全体の緊張が緩むことで、PTさんのマッサージ効果も相まって、最終的には「L字」に固まりがちだった肘の緊張が緩み、「くの字」へとしなやかに動かせるようになりました。

そして腕の緊張が解けると、不思議なことに肩の力まで一緒に抜け、腕全体がふっと軽くなる感覚があります。
体はつながっているのだと、改めて感じる瞬間です。麻痺側の足が驚くほどスムーズに動くようになる瞬間は、本当に嬉しいものです。ただ、時間が経つとまた元の「L字」へと戻ってしまいます。それでも、続けることで緊張が解けている時間が少しずつ長くなると信じて、これからもリハビリを続けていきたいと思っています。

リハビリはセッションが終わっても、自宅でのケアへとつながっています。私はマッサージガンや家庭用ビューティーローラーを使い、時間を見つけてはセルフケアを続けています。
本格的な施術の代わりにはなりませんが、「硬くなりすぎないように」「少しでも緩んだ状態を保つように」という気持ちで続けています。プロのケアと自宅でのセルフケアを組み合わせることが、今の私のリハビリの柱になっています。

もちろん、これは私個人の体験であり、効果や経過には個人差があります。それでも、目的を持って正しい手順でリハビリを続けることの大切さを、身をもって学んでいます。

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