要介護と要支援。デイサービスで受けるその目的と内容の違い 

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デイサービスには、介護保険の認定により要介護の方と要支援の方が、同じ施設で、リハビリやレクレーションを行っています。
私の通所するリハビリ特化型デイサービスでは、介護認定により受けられるサービスは、どこに違いがあるのでしょうか? 目的と内容の検証してみました。

要介護(要介護1~5)の方:
居宅介護支援事業所のケアマネジャーがケアプランを作成し、介護サービスの利用を支援します。要支援(要支援1~2)の方:
地域包括支援センターが中心となり、介護予防のためのケアプランを作成し、サービスの利用を支援します。地域包括支援センターは、各市区町村が設置しています。

要支援要介護
目的介護予防(将来、介護が必要な状態になるのを防ぐ)日常生活の維持・向上(身体能力を維持・向上させ、住み慣れた家で自立した生活を送る)
サービス内容比較的軽めの運動やレクリエーションが中心一人ひとりの状態に合わせた専門的なリハビリや、食事・入浴・排泄といった日常生活の介助が中心
スタッフの関わり方見守りや軽度の支援が中心より積極的な介護・介助を行う
利用の頻度や時間短時間で、利用回数は週1〜2回と少なめ長時間の利用が多く、利用回数も週3〜5回と多くなる傾向

要支援のサービスは「介護予防」が目的なので身体機能の維持・向上に重点が置かれています。そのため、運動やレクリエーションが中心となり、ご本人の自主性が尊重されます。
一方、要介護のサービスは「日常生活の維持・向上」が目的なので、専門的なリハビリや介助が中心です。

要支援のデイサービス

  • 目的: 身体機能の維持・向上や社会参加を促し、将来的に介護が必要な状態になるのを防ぐこと(介護予防)
  • 内容:
    • 身体機能の向上: 比較的軽度の運動プログラム、体操、レクリエーションが中心です。
    • 自主性の尊重: ご本人が主体となって活動できるよう、自主的なリハビリや活動を促します。
    • サービスの提供時間: 一般的に短時間で、利用回数も週1〜2回程度と少ないことが多いです。
  • : 軽い筋力トレーニング、認知症予防のクイズ、趣味や施設外活動など

要介護のデイサービス

  • 目的: 現在の身体能力や生活機能を維持・向上させ住み慣れた自宅で可能な限り自立した生活を送ること
  • 内容:
    • 個別機能訓練: 一人ひとりの心身の状態に合わせた、より専門的なリハビリテーションが提供されます。
    • 日常生活の支援: 食事、入浴、排泄など、日常生活における介助サービスが中心です。
    • サービスの提供時間: 長時間利用する方が多く、利用回数も週3〜5回など比較的多くなります。
  • : 食事介助、入浴介助、理学療法士による専門的なリハビリテーション、健康チェックなど。

1. 利用目的とサービス内容の違い

  • 要支援自立した生活を送るための予防的なリハビリが中心となります。具体的には、身体機能の維持・向上、生活機能の改善を目的とし、介護予防に重点が置かれます。
  • 要介護病気や怪我などによって低下した身体機能や生活機能の回復を目的としたリハビリが中心となります。医師の指示に基づき、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門職が、より個別的・集中的なリハビリテーションを提供します。

2. 計画の違い

  • 要支援介護予防サービス計画(ケアプラン)に基づき、利用者が自立した生活を送るためのリハビリメニューが組まれます。
  • 要介護居宅サービス計画(ケアプラン)に基づき、利用者の身体状況や目標に合わせた個別のリハビリテーション計画が作成されます。

3. 利用料金の違い

  • 要支援介護予防通所リハビリテーションとして、利用回数ではなく、月額の定額制となることが多いです。
  • 要介護通所リハビリテーションとして利用時間やサービス内容に応じて1回ごとの料金が設定されます。

4. その他

  • リハビリ特化型の通所施設は、一般的に「通所リハビリテーション(デイケア)」と呼ばれます。これは、医師が常駐または指示する体制のもと、専門職によるリハビリが提供されるためです。一方、「リハビリ特化型デイサービス」と呼ばれる施設は、医師の常駐が義務付けられておらず、レクリエーションなどを通じた身体機能の維持を目的としている場合が多いです。
事業所名所在地特徴・専門性
医療法人社団国立あおやぎ会八王子診療所〒192-0046 東京都八王子市明神町4丁目30番2号 3F 八王子健康管理センター広範な介護サービスネットワークを持つ法人運営
北原国際病院デイケアセンターオリーブ〒192-0045 東京都八王子市大和田町1丁目7番23号小規模運営(定員12名)による個別的ケア
ウエストケアセンター〒192-0151 東京都八王子市上川町2135番送迎費用を徴収しないサービス提供
八王子保健生活協同組合城山病院通所リハビリ結生〒193-0826 東京都八王子市元八王子町3丁目2872番地1脳血管疾患、神経疾患など特定の疾患に特化したリハビリ

私がデイサービスで利用しているのは、「リハビリ特化型デイサービス」です

リハビリ特化型デイサービスは、高齢者の身体機能の維持・向上に特化した通所介護サービスです。一般的なデイサービスとは異なり、リハビリテーションに重点を置いているのが大きな特徴です。

  • 専門家による個別リハビリ: 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などの専門職が常駐し、一人ひとりの身体状況や目標に合わせた専門的なリハビリプログラムを提供します。
  • 短時間(半日型)の利用: 多くの場合、午前・午後の2部制で、3〜5時間程度の短時間で集中的にリハビリを行います。食事や入浴のサービスは提供していない施設がほとんどです。
  • 充実したリハビリ設備: 筋力トレーニングマシン、歩行訓練用の平行棒、バランス訓練器具など、リハビリに特化した設備が充実しています。
  • 自立支援・介護予防: 「自分で歩けるようになりたい」「体力をつけたい」など、身体機能の向上を目指す方が主な利用者です。比較的介護度の低い方や、介護予防に取り組みたい方にも適しています。
  • 「介護」から「改善」へ: 日常生活の介助が中心の一般的なデイサービスに対し、リハビリ特化型デイサービスは、機能訓練を通じて利用者の自立度を高めることを目指します。

主なサービス内容は、利用者の身体機能の維持・向上を目的とした機能訓練です。

  • 筋力トレーニング: 下半身の筋力強化を目的としたマシンを使ったトレーニングなど。
  • 歩行訓練: 平行棒やトレッドミルを使った歩く練習や、正しい歩き方の指導。
  • バランス訓練: 転倒リスクを軽減するためのバランス感覚を養う訓練。
  • 個別機能訓練: 専門家によるマンツーマンでのリハビリテーション。
  • リラクゼーション: マッサージや温熱療法、岩盤浴など、血行促進や痛みの緩和を目的としたサービス。
  • 口腔体操: 嚥下機能の改善を目的とした口や舌の運動。

また、利用者の送迎や健康チェック(血圧・体温測定など)は、多くの施設で行われています。

項目リハビリ特化型デイサービス一般的なデイサービス
主な目的身体機能の維持・向上、自立支援日常生活の介助、交流、レスパイト(介護者の休息)
利用時間3〜5時間(半日型)7〜9時間(長時間型)
主なサービス専門家によるリハビリ、マシンを使った機能訓練食事、入浴、レクリエーション、機能訓練
主な利用者身体機能の改善・維持を目的とする方日常生活のサポートが必要な方、他者との交流を求める方
設備リハビリ機器が中心浴槽、食堂などが中心

■八王子市内の主なリハビリ特化型デイサービス

サービス名所在地営業時間連絡先
ビーンズ・リハビリセンター・フィジオ東京都八王子市横川町108-23平日・土曜・祝日:9時00分~17時00分042-627-0047
リハビリ型デイサービスArc(あーく)東京都八王子市大和田町6-17-12 シティーリバー2 1F月~金:8時45分~18時00分042-649-8333
小宮リハビリテーションセンター東京都八王子市小宮町1165-2 東亜第三ビル 1F月~金:8時30分~16時30分042-639-0668
レッツ倶楽部 八王子東京都八王子市南新町13-12 プランドール長尾A月~日:8時30分~17時30分042-686-1744
八王子リハビリセンター(要介護)東京都八王子市初沢町1277-3 岸ビル2F月~土:8時00分~18時00分042-629-9572

一言で言うと

要約すると、要支援と要介護では、介護保険制度における位置づけが異なり、それに伴ってリハビリの目的、提供されるサービス、費用などが変わってきます。
要介護
身体機能や生活機能の回復が目的。専門職による集中的なリハビリ
要支援
介護予防が目的。身体機能の維持・向上、生活機能の改善を目標としたリハビリ。

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