痙縮が和らぐ瞬間の謎を療法士さんに聞いてみました 6/17(火)

最高気温32度を超える真夏日となりました。昨日までの曇り空から一転して、17日からは35度の猛暑日が今月いっぱい続く予報です。これから辛い季節が続きそうですが、体調管理には十分気をつけて過ごしていきたいと思います。

今日のリハビリテーションは個別ケアから始まり、病院派遣の療法士さんに担当していただきました。

最初は上肢の痙縮ケアです。以前から気になっていたことを思い切って質問してみました。「歩行練習をしていると、スーッと痙縮が解けるときがあるんです。なぜなのか理由がわからなくて」
療法士さんは優しく説明してくださいました。
『ちょっとこうしなきゃ、ああしなきゃって頭の中で考えすぎていると、その分緊張は上がりやすいと思います。

とはいえ、何も考えずボーッとしていてはつまずいたり危険なので、あれこれ考えず一つの課題を設定して練習してみてください。例えば「今日は足をとりあえず引っ掛けないようにしよう」といった具合に』
なるほど、確かに歩くときにあれもこれもと意識しすぎていたかもしれません。このアドバイスは今後の歩行練習に活かしていきたいと思います。

続いて下肢のケアです。「長拇趾屈筋、それに続く長母指屈筋腱が固く張っていて、内反の要因にもなっています」と、療法士さんが丹念に指圧マッサージで筋肉をほぐしてくださいました。「前脛骨筋は足首を背屈させる、つまりつま先を上げる筋肉です。この強化も内反尖足の改善に役立ちます」と、具体的な練習方法についてもアドバイスをいただきました。忘れないうちに席に戻って、教えていただいた方法を動画に撮っておきました。

次は有酸素運動です。今日は蒸し暑さを考慮して、トレッドミルの速度を2.4に落とし10分、リカンベントバイクは負荷2で10分、ニューステップは手足連動で負荷8、足のみで負荷6に設定し、それぞれ5分間行いました。この暑さのせいか、これだけで汗だくになってしまいました。十分な給水と休憩を心がけながら進めました。

歩行の様子をビデオに撮って確認してみると、痙縮が若干弱まって腕が下がっているのがわかりますし、つま先も少し上がってきています。これらの点は確実に評価できる進歩だと感じます。ガニ股の改善は永遠のテーマですが、少しずつでも前進していることを実感できて励みになります。

リハビリの最後は椅子ランジです。今回は腓腹筋・ヒラメ筋、そしてアキレス腱を伸ばすことに重点を置いて、なるべく深く沈むように意識して取り組みました。
プーリーでの上肢訓練では、レッドコードの効果で可動範囲が徐々に広がってきています。ただし、まだ自力で腕を上げることは難しく、これからの大きな課題だと感じています。でも、確実に変化は起きているので、焦らず継続していきたいと思います。

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コメント

  1. お世話になります。猛暑続きますね。脱水には気を付けてくださいね。前脛骨筋の強化大切ですよね。歩行時のつま先引っ掛かりは転倒リスク増えるから私も最重要課題の1つです。ユーチューブに前脛骨筋ストレッチ方法たくさんありますが、片麻痺によりそもそも背屈できない場合のユーチューブ動画がヒットしないため、現在は非麻痺側手を用いて麻痺側つま先箇所を前後、回転ストレッチをして血流保持をしています。暑さに負けず無理なく、リハビリがんばっていきましょう。
    追伸 某eデイサービスは退所いたしました。

    • こんにちは、ここ2・3日は暑くて暑くて・・・何とか耐えています。こんなに暑くては、身体を動かすのは週2回のデイサービスのみとそんな生活です。
      WEBやブログの知識で麻痺改善の知識は少し付いたのですが、頭でっかちになり実践と結果が追い付いていないのが現状で歯がゆいです。
      デイサービスでのリハビリ内容もセラピストの意見も聞きながらも自分が希望する課題とメニューでやらせていただいています。
      焦らず無理せずやるしかありません。