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今にも雨が降りそうな曇り空の中、気温は27度を示していました。九州からは既に梅雨入りの報告も届いています。
今日のデイサービスでは、天気予報が夜まで持ちこたえるとのことで、多くの利用者の方々が津久井湖城山公園の「ルピナス」を散策に出かけられました。
Taさんからは公園に咲き誇るルピナスの美しい写真をいただきました。花言葉は「いつも幸せ」、別名「昇り藤」と呼ばれる約8,000株のルピナスが見頃を迎えているそうです。
私は今日は留守番組として、いつものリハビリメニューに取り組むことにしました。
個別ケアから始まり、レッドコードを使った施術「スリングエクササイズセラピー」を受けることに。この施術では踵・膝・臀部を吊るした状態で、可能な範囲で身体を動かします。
吊るされている間、私はもともと体が硬かったのですが、発病後はさらに動きが制限されてしまいました。今日は足の開脚や脚振り、足首の上下運動と足指の開閉などやってみました。後で動画を見返すと麻痺側の足指はほとんど動いていません<麻痺側を目一杯動かしているつもりだが!>、また、固まった肩甲骨と痙縮している腕の可動範囲を広げる動きもしました。
約25分経過したところで、セラピストによるストレッチが始まりました。
最初は足首と指のストレッチからです。後から動画を見ると、セラピストが非常に力を入れて施術してくれていたことがわかり、「こんなに力を入れてやってくれていたんだ」と驚きました。
次に固まった股関節の開脚へと移り、レッドコードを利用して徐々に可動範囲を広げる試みをしてくれました。内反尖足の改善のための足首ストレッチは、施術の合間合間に念入りにしていただきました。
続いて下肢全体をそろえて左右に精一杯振るストレッチを行いました。これがとても効果的で、姿勢を整えるために必須の筋肉である腸腰筋あたりが伸ばされている感覚がありました。
最後にレッドコードを外して股関節のストレッチを行いました。普段はこれをされると内転筋の付け根あたりに痛みが生じるのですが、今日は覚悟していたものの、強く屈折されても痛みを感じませんでした。おそらくレッドコードで筋肉の緊張がほぐれた効果なのでしょう。30分に及ぶレッドコードセッションが終了しました。語彙力が足りず上手く表現できませんが、一言でいえば「効いた!」という感覚でした。
休憩をはさんで、トレッドミル、リカンベントバイク、ニューステップなどの有酸素運動、そしてメノマ加圧マッサージなども行いました。
最後にプーリーを使った運動に取り組みました。これは痙縮と肩甲骨の可動範囲を広げる効果があるようです。持続力は付いてきましたが、可動性の向上という点ではまだまだ成果が不十分です。これからも継続して取り組んでいきたいと思います。
Geminiによる考察:脳梗塞後遺症の麻痺改善におけるスリング療法の有効性

脳梗塞の後遺症による麻痺に対し、「スリング療法(スリングエクササイズセラピー)」は、運動機能やバランス能力の改善に有効である可能性が複数の研究で示されています。
これは、一般的に麻痺側の腕を吊るすために使用される「アームスリング」とは異なり、専用の機器を用いて体の一部を吊り下げ、重力から解放された状態で自動的または他動的な運動を促すリハビリテーション手法です。
運動学習の促進: 体重の一部を免荷することで、麻痺により動かしにくくなった手足を少ない負担で動かす練習が可能になります。これにより、正しい運動パターンを再学習しやすくなると考えられています。
筋活動の向上: 不安定な状況下での運動により、普段使いにくい筋肉の活動を促し、協調性の改善につながる可能性があります。
バランス能力の改善: 体幹や下肢の支持性を高める運動を行うことで、座位や立位、歩行時のバランス能力の向上が報告されています。
肩関節の亜脱臼や痛みの軽減: 麻痺による上肢の重みで起こりやすい肩関節の亜脱臼に対し、適切にサポートしながら運動することで、関節への負担を減らし、痛みの軽減につながることが示唆されています。
機能的活動の改善: 上記のような運動機能やバランスの改善が、日常生活活動(ADL)の向上に寄与する可能性があります。
これまでの研究では、特にバランス能力や上肢の運動機能、歩行能力の改善において、通常のリハビリテーションにスリング療法を組み合わせることで、より良い効果が得られる可能性が報告されています。肩関節の亜脱臼やそれによる痛みの軽減にも有効であるという報告があります。

ただし、スリング療法単独での麻痺そのものの完全な回復に対する直接的な効果については、個々の症例の状況や麻痺の程度、リハビリテーション開始時期などによって異なり、さらなる詳細な検討が必要です。また、長期的な効果や、どのような患者に対して最も効果的であるかなど、まだ解明されていない点もあります。
したがって、脳梗塞後遺症の麻痺に対するスリング療法の有効性は、運動機能やバランス、二次的な合併症の改善といった側面に期待が持てますが、麻痺自体を完全に消失させる魔法のような治療法ではなく、包括的なリハビリテーションプログラムの一環として実施される場合にその効果を発揮しやすいと考えられます。個々の状態に合わせた適切なリハビリテーション計画のもとで実施されることが重要です。

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