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昨夜も熱帯夜で何度も目が覚めました。朝になっても体の怠さが残り、最高気温38℃という予報と熱中症警戒アラートが出されています。午後からは雷注意報も発令されているとのこと。そんな暑さの中でも、今日はデイサービスの日です。気持ちを引き締めて、駐車場に向かいました。
施設に入ると、空調がしっかりと効いていて本当に快適でした。いつものように、リハビリメニューを開始します。
今日は、リハビリ器具の準備とセッティングと微調整がいかに大切かを、改めて実感する出来事がありました。
16時過ぎになり、プーリーを使いたいと思ったのですが、先に使っている利用者の方がなかなか終わりません。不思議に思って近くに行ってみると、タイマーがセットされていないことに気がつきました。真面目な利用者の方は、ひたすら運動を続けておられます。
職員の方を呼んで「いつまで続けるのですか」と尋ねると、「タイマーのセットを忘れていました!」とのこと。慌てて利用者の方に「時間です」と声をかけて、運動を終了していただきました。
本来、利用者の身体状況や体調などを十分に考慮し、負荷の値や回数、使用時間を慎重に設定して初めて、リハビリ器具が効果的に働くものです。「とりあえずやっていればいい」というものではないはずです。

私の番になり、前の方と同じセッティングで始めようとしました。しかし、前の方は身長150センチほどで、私は170センチです。案の定、ジョイントがアクシスに当たってしまい、全く動きません。職員の方に調整をお願いしました。
調整後に運動を始めましたが、いつもと何かが違います。違和感を感じながらも続けてみました。後で動画を見直してみると、正常に動いている時は前回と同じくらい腕が上がっているのですが、引っかかった時は全く上がっていませんでした。

私が感じている違和感は、吊手のセットに問題があるのか、それとも一番大きな違いであるアクシスが斜めにセッティングされていることが原因なのでしょうか。
そんなことを考えながら運動を続けていると、ふと気がつきました。職員の方が設定時間を聞いてこなかったのですが、一体何分に設定されているのでしょうか。タイマーを探してみましたが、見つかりません。設定されていないのです。前でプーリーをしている女性の方も、タイマーは設定されていませんでした。
これにはあきれてしまいました。今日はこのまま続けても意味がないと判断し、運動を中止しました。結局、時間は3分40秒でした。添付の動画は、その一部始終をノーカットで記録したものです。
どんなに簡単なリハビリ器具であっても、セッティングの仕方次第で効果は半減してしまいます。吊手の持ち方や椅子の位置で効果が変わる以前の問題だと感じました。
「この方は現在こういう症状を抱えておられ、改善のためにリハビリに取り組んでいる。そのために、このリハビリ器具でこの負荷、この回数、この時間をセッティングし、より良い効果を目指していただこう」という心構えを、ぜひ持っていただきたいと思います。

コメント
このご利用者が言っておられることは、小生も常日頃同様な場面に出会うし同様な立場に立たされています。まず第一にスタッフの配置が少ないと思われ、必要人数が充足されているのか疑問で,外出プロを同時進行で行うことも、無理なことは目に見えているし、心配り・目が届かなくなっている。自由にさせてくれることは有難いが、余りにも自由すぎ一人でマシンを占有する時間もまちまちで、これも平等に決めて欲しい(特に有酸素運動の機械)利用者が多い物につては施設の方で、一人の持ち時間を周知・徹底してほしい。施設を利用し始めたころはタイマーが一つのストレッチポールにひとつというように置かれていたが、階段ランジにも置いてあったもっとありそうだけどきりがないかも。